原因不明のスローパンクだと思っていたら実はバルブコアが緩んでいるだけだったという話をたまに耳にします。
では「バルブコアの緩みをどうやって発見したか」や「そもそもなぜ緩むのか」を実体験から簡単にまとめます。
バルブコアとは
バルブコアは仏式バルブ先端のパーツです。
下写真の青い矢印の部分です。
仏式のバルブの先端は、細く破損しやすいため交換できるように取り外し可能な設計となっています(全てに当てはまるわけではありません。チューブによっては取り外し不可でバルブと一体化しているものもあります)。
バルブコアのみで購入することも可能です。
洗車時にバルブコアの緩みを発見 トラブル回避
私が緩みを発見できたのは洗車時です。
青矢印のバルブコアが緩んでいて、赤矢印の接合部から少しずつ空気が漏れていました。
洗車時に泡が出てきたのでわかりました。
緩んでいるだけなら、バルブコアツールで増し締めするだけなので対応は簡単です。
ちなみにバルブコアツールはパナレーサーのものがおすすめです(おすすめの理由は後述)。
洗車では、タイヤの異常(異物が刺さっている、ひび割れがある等)に気がつくこともあります。
また、車体の裏側も見るのでBB下のケーブルガイドの割れを発見したこともありました。
洗車時は愛車の異常に気がつくチャンスでもあります。
で、今回の原因はコイツ
原因はねじ込み式のポンプヘッドと思われます(再現できたのでほぼ確定)。
私は小径車を持っているので空気を入れる際の取り回しの良さから、ポンプヘッドが小さいのフロアポンプを使用しています。
小径車はリムとハブまでの距離が近いのでポンプヘッドが小さくないと作業しづらいばかりか、ポンプヘッドが大きすぎると最悪空気を入れることができない事態が発生します。
また、ポンプヘッドが小さくても固定レバーまで含めるとアウトとなってしまう場合があります。
そこで私は固定レバーのない「ねじ込み式」のポンプヘッドを使用していました。
バルブに差し込んだ際に、ねじ込むことによりバルブとポンプヘッドが固定されるのですが、外す際にバルブコアごと回ってしまい緩んでいたのです。
ちなみに、ねじ込み式以外で小さいポンプヘッドのフロアポンプはこちらがおすすめです↓
ワンタッチで脱着できるのでとても楽です。
最後に
今回お伝えしたいこととしては、「スローパンクだと思ったらバルブコアが緩んでいるだけのことがある」「洗車は愛車の異常に気がつくチャンス」の2点です。
ちなみに、手で回してみてバルブコアの緩みに気がつくかと言われるとほぼ無理ですし、いくら洗車してもバルブコアの緩みを発見するだけで緩むこと自体を防止するわけではありません。
もし出先でバルブコアが緩んでしまったら・・・
そんな時のためにもパナレーサーのバルブコアツールはおすすめです。
ツールとして使用する側の逆がバルブキャップになっているからです。
簡単に携行できるので持ち運びが苦にならず出先で対応が可能になる画期的なツールです。
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