本当は重たいカギなんて持ち歩きたくないのですが、自転車の盗難被害が後を絶たないのでカギで自衛するしかありません。
自転車のカギには大きく分けて2つのロック方式(ダイヤルロックとキーロック)があります。
それぞれのメリットとデメリットについてまとめます。
自分に合ったカギを選ぶ時の参考にして下さい。
※正確にはカギではなく錠ですが、「自転車のカギ」という言い方が定着しているためカギとしました。以下 本当の意味でのカギは”鍵”と表記します。
ダイヤルロック
ダイヤルロックは鍵がありません。
ダイヤルロックはダイヤルを回して特定の番号が揃った時に解錠する仕組みです。
ダイヤルロックのメリット
鍵をなくす心配がない
解錠時に鍵がいらない
スペアキーを作らなくても複数人で使用可能
そもそも鍵がないので鍵をなくす心配がありません。
また、解錠時にキーを取り出さなくていいので、サッと解錠できます。
他には少し変わった視点かもしれませんが、解錠番号を共有すれば複数人でダイヤルロックを使用することができます。
アイディア次第ですが、非対面での自転車の貸し借りやシェアサイクルのような使い方もできます。
ダイヤルロックのデメリット
時間をかければ誰でも解錠できてしまう
厳寒期や暗闇ではキーロックと比べて解錠が難しい
解錠番号を忘れると解錠できなくなる
一方、ダイヤルロックの一番のデメリットは時間をかけて解錠番号を探し出せばだれでも解錠できてしまうことです。
また、厳冬期や暗闇ではダイヤル操作が思うようにいかず、キーロックと比べて解錠が困難な場合があります。
最後に、本当にある話として解錠番号を忘れる場合を記載しました。
しばらく使用していないダイヤルロックは、使用前に解錠番号を確認してください。
キーロック
キーロックは鍵で解錠します。
キーロックのメリット
鍵を奪われたり複製されなければ解錠できない(ピッキング等の特殊な解錠は除く)
厳冬期や暗闇ではダイヤルロックと比べて解錠しやすい
キーロックの一番のメリットは鍵を奪われたり複製されなければ基本的には解錠できない点です。
このことを理由に、ダイヤルロックよりもキーロックの方がセキュリティレベルが上だと判断して購入している人も多いようです。
また、厳寒期や暗闇では細かいダイヤル操作よりも鍵で解錠するほうが楽です。
キーロックのデメリット
鍵の紛失や破損により解錠できなくなる
解錠する際に鍵を取り出す必要がある
キーロックを複数人で使用する場合、スペアキーが必要になる
鍵の紛失や破損により解錠できなくなることが最大のデメリットです。
出先で自転車を降りて”買い物”や”観光”に立ち寄った際に、鍵をなくすと自走での帰宅が不可能になる場合があります。
トイレで鍵を落としたという経験談も耳にしたことがあります。
また、ダイヤルロックとキーロックの両方を持っていないとわからない事ですが、解錠時にキーを取り出すという手間が意外と面倒です。
他にはキーロックを複数人で使用する場合はスペアキーを準備しなくてはなりません。
結論(ダイヤルロックとキーロックどちらが良いか)
結論は「どちらがいいという分けでなく、使用するシーンを想定してダイヤルロックとキーロックを使い分ける」となります。
メリットとデメリットを考えると次のようになります。
家に自転車が入れられず、野外の駐輪スペースに長時間置く場合はキーロック
出先でコンビニやトイレくらいしか立ち寄らない場合はダイヤルロック
自分の活用シーン合わせて選んでみてください。
予算に余裕があれば両方購入することをおすすめします。
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