以前、ダイソーから普通サイズのメスティンが発売されたのでご紹介しました。
(ご紹介記事 その①概要、その②サイズ感、その③使用例)
その時もかなり衝撃的だったのですが、今度はなんとダイソーからフッ素加工したメスティンが発売されました!
見た目が黒でカッコよく、しかも税込¥1,100と安価です。
4回に分けてダイソーの黒いメスティンをまとめます。
ダイソーのメスティンと比較
以前購入したダイソーの普通サイズのメスティンと比較してみます。
大きさはほとんど同じですが、表面処理と価格が違います。
黒いメスティンはフッ素加工で税込¥1,100で、もう一つはアルマイト加工で税込¥880です。
どちらも表面加工しているのでシーズニングは必要ありませんが異なる特徴を持ちます。
それぞれの特徴を簡単にまとめると次の通りです。
フッ素加工
焦げ付きにくく、お手入れが簡単。
しかし、フッ素加工が剥がれるので金属製の調理器具は使えず、冷めてから洗浄しないといけない等のデリケートな一面も。
アルマイト加工
厚みのある酸化皮膜を形成し耐食性や耐摩耗性を向上させている。
傷にも強く、フッ素加工ほどではないものの食材がこびり付きにくくなる。
着色もできるのでアルマイト加工したカラフルなメスティンを販売しているメーカーもある。
大きさはほぼ同じですが、重ねてみると若干違うことがわかります。
黒いメスティンの方が少し小さく重ねると若干の隙間ができます。
フタを入れ替えてみると黒いメスティンの方が小さいので、写真左の組み合わせだとブカブカで、写真右の組み合わせだとフタは入りません。
二つのメスティンをよーく観察してみると、メモリの文字が違ったり、リベットの形が違ったり、ハンドルの先の形状が違ったり・・・といくつか違いがありました。
全く同じ素体の表面処理を変えただけかと思いましたが、そもそもの素体が異なる様です。
小さいメスティンと比較
ダイソーで販売している税込¥550の小さいメスティンとサイズ感を比較してみます。
以前ご紹介したアルマイト加工のメスティンとほとんどサイズが同じなので、簡単にスタッキングができます。
ただし、サイズ的にはスタッキング可能ですが、そのまま入れるのはおすすめしません。
スタッキングの収まりは良い方ですが、それでも多少の隙間があるのでそのまま入れると黒いメスティンの中で小さいメスティンがカタカタと音を立てて暴れるからです。
私はフッ素加工のクッカーをいくつか使用してきましたが、スタッキングした時に中に入れたものでフッ素加工をダメにしたことがあります。
私が自転車キャンプで使用していたこともあるかもしれませんが、小さなガタつきでも長時間振動を与えることでフッ素加工は剥がれてしまいます。
もし黒いメスティンの中に小さいメスティンを入れたい場合は、小さいメスティンを布の袋に入れる等して保護した上で黒いメスティンに入れる様にしてください。
そのまま剥き出しで入れることはおすすめしません。
フッ素加工がいいか、それともアルマイト加工がいいか
フッ素加工のメスティンは取扱いにデリケートな面もあるので気にせずに使用したい場合はアルマイト加工のメスティンをおすすめします。
アルマイト加工は着色が可能なのでおしゃれなメスティンが欲しい場合もアルマイト加工のメスティンから選択することになります。
例えばSkater(スケーター)のメスティンはとてもカラフルです。
※Skater(スケーター)は聞いたことがない人もいるかもしれませんが、お弁当やキッチングッズを販売している奈良県の会社で、ホームセンターでも売られています。
ただ、使い終わった後のお手入れを考えると間違えなくフッ素加工している黒のメスティンの方が楽です。
次回は実際に黒いメスティンを使用して焦付きやすい料理にチャレンジしてみます。
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