自転車でツーリングに行った際に工具を携行していて助かった経験があります。
自転車用の携帯工具は使用する場面を想像できないと、軽いものや安いものを選びがちです。本当にそれでいいのでしょうか?
レアケースも含まれているかもしれませんが経験談としてご紹介します。
後半に何を買ったらいいかわからない人へのオススメをご紹介します。
※トラブル事例の紹介では応急処置後に最寄り駅まで自走していますが、可能であればタクシーを呼ぶなど無理をしない行動が何よりも大切です。
自転車用の携帯工具とは
出先で使用できるように携行性に優れた工具です。
六角レンチやドライバー等が利用できます。
どういう時に使用するの?
サドルの高さや角度の調整、ブレーキレバーの角度調整、リムブレーキの片効き解消、変速機の微調整、クリート位置の調整、パーツの緩みを直す・・・いろいろできます。
実はこれらは六角レンチとドライバーでほぼできてしまいます。
じゃあ、六角レンチとドライバーだけの小型軽量で安価なものでよい!?
本当にそうでしょうか?
トラブル① スポークが折れた
自転車を酷使していて疲労がたまったのでしょう。
ホイールのスポークが折れてしまいました。
最寄り駅まで10km以上あります。
そのまま走行した場合、ホイールがどんどん変形していって走行できなくなってしまいます・・・。
私はニップル回しでしのぎました。
ニップル回しを使用して、折れたスポーク周辺のスポークのテンションを調整することでリムの変形を最小限に抑え、少しの間走行できました。
トラブル② ディレーラーハンガーを破損した。
道路に放置されていた障害物でディレーラーハンガーを破損してしまいました。
チェーンテンショナーの役割もしているリアディレイラーが外れた状態でそのままでは走行できません。
幸い目的地の最寄り駅まで下り基調で10kmほどでした。
私はチェーンカッターがあったので最寄り駅まで自走できました。
チェーンカッターでチェーンを短くし、チェーンリングとスプロケットを直で繋ぎました。
私の周りはこのようなパターンでチェーンカッターを使用するケースが多いです。
むしろチェーンが切れたのでチェーンカッターを使用したという事例はないです・・・。
オススメについて
個人的にはニップル回しとチェーンカッターが付いているものをおススメします。
私が持っているものはこのようなタイプですが、別の形のものもあるようです。
最後に
今回は携帯工具の選び方についてのお話をメインにし、応急処置の詳しいやり方は割愛しました。
工具だけ持っていてもやり方がわからなければ意味がありません。
トラブルに備えて工具の使い方を学んでおくことをお勧めします。
また、応急処置に執着せず可能であればタクシーを呼ぶなど無理をしない行動が何よりも大切です。
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