自転車旅で必要なモノを一つずつ掘り下げていくシリーズです。
ブログを含む様々なメディアでおすすめのチェーンオイルが紹介されていますか、まずはそれらを忘れてください。
理由は、普段の注油と自転車旅での注油は”求められる性能”も”作業する環境”も違うからです。
自転車旅では高級な高性能のオイルを使うことよりもオイルを切らさないことが重要になります。
普段のツーリングと自転車旅では何が違うの?注意点は?
結論から言うと自転車旅では次の2点が違います。
①雨にさらされる可能性が高くオイルが流れる→おすすめの品が違う
②道中で必ず注油する場面がある→普段と違う環境で作業しないといけない
①雨にさらされる可能性が高くオイルが流れる→おすすめの品が違う
あなたは普段、自転車を雨ざらしの場所に置いていますか?雨の日に積極的に自転車で走りますか?
普通は雨を避けると思います。
しかし、自転車旅では「時には雨ざらしの場所に自転車を置かないといけない」「時には雨天でも走行しなければならない」こんな場面に遭遇します。
そうです。第1に自転車旅では雨でチェーンオイルが流れてしまうことを想定しないといけません。
私見ですが、通常おすすめされているオイル(特に競技関係)は雨で流されやすいものばかりです。
また「粘り気が少なく汚れが付きにくい」というものは、逆に水に流れやすいです。
じゃあ 粘り気があり耐久性のあるオイルはというと、メジャーなところでいえば、例えばワコーズなら「チェーンルブ」、フィニッシュラインなら「ウェットルーブ」が該当します。
②道中で必ず注油する場面がある→普段と違う環境で作業しないといけない
いくら「チェーンルブ」や「ウェットルーブ」が雨に流れにくいといっても、雨に打たれ続けると流れてしまいます。
また、自転車旅では単純に走行距離が長いので途中でオイルが切れます。
天候に関わらず自転車旅では途中で必ず注油する場面があります。
荷物に余裕があれば、いつも使用しているモノ(パーツクリーナー・ウエス・チェーンオイル)を持って行ければいいですが、さすがに嵩張ります。
例えばフィニッシュラインのウェットルーブはボトルタイプには60mL,120mL,240mL,945mLがあり、エアゾールタイプは246mLがあります。
普段使用する分には、お得な大容量がいいかもしれませんが、自転車旅では携行性を考えて小さいボトルの方が良いでしょう。
まとめ(結論)
ここまでの内容をまとめると、雨で流れにくく携行性の良いものがおすすめということになります。
メジャーなところでワコーズのチェーンルブもご紹介しましたが、特にこだわりがなればより携行性に優れるフィニッシュラインのウェットルーブ120mLをおすすめします。
実はより粘度の高いものとしてメジャーではありませんが、AZ(エーゼット)のB1-002 自転車用 チェーンルブ ウォータープルーフタイプというものもあります。個人的にはこちらもおすすめです。
裏技的なやり方
私は特に嵩張るパーツクリーナーを持って行かず、チェーンオイルを洗浄剤替わりに使用しています。
やり方は簡単で、多めのチェーンオイルでチェーンを洗浄し、完全に拭き上げてからいつも通り注油するだけです(ただしメーカー推奨ではないので自己責任でおねがいします)。
その分チェーンオイルとウエスは多めに必要ですが、パーツクリーナーを持って行くよりははるかに軽量コンパクトです。
ウエスはいつもScott (スコット) のSHOP TOWELS(ショップタオル)を使用しています。
まとめて買うと1枚1円以下なので、まとめ買いして必要な分だけ小分けして持って行っています。
安価で吸油性もよくかなりおすすめです。
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