先日サイクリングの帰り道にリアの変速が効かなくなりました。
STIのレバーは操作できるのですがクリック感がなくなり明らかにどこかで切れていてる感触。
クラリス ST-2400の資料が検索してもあまり出てこなかったので、記事にしてみました。
リアのシフトケーブルがSTIレバーの中で切れた!前兆は?
前兆はありました。
ケーブルは細い鉄線をより合わせてできたものです。
おそらく最初に数本切れたのでしょう。トップ側に落ちにくく、ロー側にも上がりにくいような症状から始まりました。
それからしばらくすると完全に変速できなくなりました。
リアのシフトケーブルを見てみると・・・
こんな感じで弛んでいました。
これではテンションが掛からず変速ができません。
よく観察してみるとどうやらSTIレバーの中でシフトケーブルが断線していることがわかりました。
この日は残り10km程度だったので変速なしで自宅まで自走して帰りました・・・。
シフトケーブルの交換
別の日にこのシフトケーブルを交換しました。
まずはフロントのギアをインナーに落とします。
リアは一番トップ側に入れます。
エンドキャップを取るか、エンドキャップの手前でワイヤーを切ります。
リアディレーラー側のシフトケーブルを取ります。
あとはSTIレバーからワイヤーの頭のタイコを引っ張るだけですが・・・
中で切れて絡まっていて取り出せませんでした。
今回は後ほどこれを取り出します。
本来であればリアディレーラー側からシフトケーブルを押してあげるとここから出ます
今回は切れているのでここからシフトケーブルを抜きます。
こんな感じで切れていました・・・。
それではSTIレバーの中で断線したシフトケーブルを取り出します。
まずはSTIのカバーを取り外します。
クリック感がなかったのはカムに切れたケーブルが絡まっていたからでした。
針やピンセットでワイヤーを少しずつほぐして取り出します。
今回は運良くこれ以上の分解は必要ありませんでした。
ケーブルの頭(タイコ)が出てきたので引き抜きました。
タイコ側はこんな感じでちぎれていました。
新しいシフトケーブルを準備する前にアジャスターを初期位置に戻しておきます。
こちらも戻しておきます。
今回はシマノ純正のステンレスのケーブルを購入してきました。
ちなみに上級グレード用のシフトケーブルはこちら↓
推奨グレード:DURA-ACE, ULTEGRA, XTR
※インナーワイヤーの表面摩擦が少ない為、指定コンポーネンツ以外に使用した場合、ワイヤーの固定が緩む危険があります、ご注意ください。
シフトケーブルをSTIレバー側から通します。
BB下のケーブル受けを通すのを忘れずに。
リアディレーラーに固定して余分なケーブルを切ってエンドキャップをつけます。
最後にアジャスターを回してケーブルにテンションをかけて変速調整をして完了
シフトケーブルのトラブル回避するには
目安としては3000kmで交換、1年毎などと言われていますが、切れる前に定期的に交換するしかありません。
ちなみに今回は購入できませんでしたが、個人的にはジャグワイヤのこちらが変速抵抗が少なくて好き↓
そのほかの方法としては、思い切ってシマノのDi2やスラムのeTapなど無線の電動変速システムに交換してしまう手もあります。
・シマノDi2
・スラムeTap
ほ・・・欲しい・・・。
思い切って交換するのも手かなと思いました^^;
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