ついにダイソーでもアルコールストーブが販売されました。
ダイソーでの取り扱いが始まり入手が容易になりましたが、初めて購入するアルコールストーブとしてはおすすめできません。
どんな商品なのか注意点も含めてご紹介します。
ダイソーのアルコールストーブ
こちらが購入したダイソーのアルコールストーブです。
価格は税込¥330でアウトドアコーナーに置いてありました。
燃料容量は80mLです(実際に入れる燃料の量ではありません)。
サイズはφ72 x 36mmです。
高さがあるのでポケットストーブには入りませんが、ミニメスティンになら収納可能です。
材質は本体と蓋がアルミニウムで、パッキンはシリコーンゴム(耐熱温度180℃)です。
ちなみに、パッキンにシリコーンゴムを使用していますが、燃料を入れたままの運搬は不可です。
アルコールが漏れます。
パッケージには「警告」が載っていて購入前に内容を確認できるようになっています。
火を取り扱う製品なので警告は必ず読んでください。
後述しますが、初心者におすすめできない理由がこの中に書かれています。
パッケージ側面には燃焼イメージも載っています。
下で実際の炎の写真を載せますが、イメージ通り割と大きな炎になります。
開封・実物確認
実物はこちらになります。
重さは21gです。
アルミニウム製なので軽量です。
蓋には注意書きがあります。
この蓋は消火蓋にはなりません。
本体はこんな感じで18個の小さい穴が空いています。
取扱説明書も同梱されています。
表面は具体的な使用方法、裏面はパッケージに記載のあった警告等が載っています。
取扱説明書には「アルコールストーブ(40mL)」の記載と、JANコードと思われる記載があるので、未確認ですが燃料容量が40mLの小さいタイプの販売もあるかもしれません。
では実際に取扱説明書通りに使用して燃焼時の炎を確かめてみます。
燃焼について
着火直後は不安定ですが、しばらくするとこんな感じの炎になります。
パッケージのイメージ図のように割と高く炎が上がります。
ちなみに、燃料としてのアルコールの特性として明るい所だと炎が見えにくいので、明るい所で使用する際は思わぬ火傷や延焼に注意してください。
あと、燃料注入時にはこぼさないように注意してください。
周りにこぼれたアルコールに火がつくと本当に気がつかないので危険です。
こちらのアルコール燃料容器は充填時にこぼれたり溢れたりしにくいので、使用時の安全性という点でもおすすめです(注ぎ口が優秀です)。
注意点(これからダイソーのアルコールストーブを買おうを思っている方へ)
ダイソーのアルコールストーブは初めて購入するアルコールストーブとしてはおすすめできません。
理由は着火時に火のついたアルコールが飛散しやすいからです。
警告にもありますが、少量のアルコールを入れて着火した場合すぐに飛散します(簡単に再現可能です)。
また、容量が適量であっても、アルコールを充填してすぐに着火すると飛散します。
取扱説明書にも一応「アルコールをなじませるため、1分以上おいてから着火してください」と書いてありますが・・・アルコールが飛散することは書かれていません。見落としてしまいそうです。
補足すると、空気とアルコールの混合気体は勢いよく爆発のような着火をします。
アルコールを入れた直後は本体内部に空気とアルコールの混合気体が存在することになり、ここで着火するとアルコールが飛散する原因になります。
1分以上おくことで、気化したアルコールが空気を追いやって安全に着火できるようになります。
ダイソーは店舗数の多いので簡単に入手することができますが、このように危険性があることをお伝えしておきます。
最後に
ダイソーのアルコールストーブは注意事項を読んで正しく使用すればちゃんと使えますが、上記のように危険性があることも事実です。
実はアルコールストーブはキャンプギアとして見ると手の届きやすい価格帯の商品です。
高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれですが、有名なトランギアでも正規品で¥2,000台で手に入ります
ダイソーでアルコールストーブを購入しようと考えている方はぜひこちらも検討してみてください。
あと、エバニューならチタン製でも¥2,000台で手に入ります↓
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