自転車のタイヤの空気について

自転車に関する小話

 自転車のタイヤに空気を入れる。

 基本的なことですが、このわずか1分の労力で自転車が軽快になり、機材トラブルも防げます。

 空気入れの基本を理解して快適な自転車生活を手に入れましょう。

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なんで空気を入れないとダメなの?

 タイヤの空気圧が少ないとどうなるでしょうか。

 タイヤの空気圧が少ない状態で自転車に乗ると、自分の体重でタイヤが扁平するのがわかると思います。

 すると、タイヤの接地面積が増えてしまいます。

 タイヤの接地面積が増えると、車輪が転がろうとする動きを邪魔してしまいます(転がり抵抗が増えてしまいます)。

 タイヤに空気を入れると、タイヤの接地面積が減り転がり抵抗を少なくできます。その結果、自転車が軽快になるのです。

 また、機材トラブルの面から見てみると、タイヤの空気が少ないとパンクが増えます。

 これは段差などをこえる際に、タイヤの中のチューブが地面とリムの間でつぶされて穴が開いてしまうからです(これをリム打ちパンクと言います)。

 タイヤに空気を入れるとリム打ちパンクを回避できます。

どのくらい空気を入れればいいの?

 空気を入れる理由はわかってもどれだけ空気を入れればいいのでしょうか。

 答えはタイヤに書いてあります。

 例えばこのタイヤの場合は6.8から8.3barが適正空気圧です。

 タイヤの太いマウンテンバイクはどうでしょうか。

 こちらは25から50psi(もしくは1.7から3.4bar)が適正空気圧です。

 体重が重い人は高めに、軽い人は低めにする等ありますが、最初にうちは最小値付近と最大値付近を試してみて加減するといいでしょう

 なお、オフロードを走行する際は路面の状況によって空気圧を変えたりしますが、ここでは割愛します。

 ちなみにタイヤに書いてある単位がわからなくても心配しないでください。

 空気圧ゲージ付きの空気入れがあれば大丈夫です。メモリとともに単位も書いてあります。

どんな空気入れを買えばいいの?

 空気圧ゲージ付きの空気入れがおすすめです。

 メモリを見ながら入れればokです。

 なお、もしあなたが車輪の小さな自転車(折り畳み自転車やミニベロ)のタイヤに空気を入れたいのであれば、ポンプヘッドが小さなものをお勧めします。

 車輪の大きさに対してポンプヘッドが大きすぎると取り回しが大変なだけでなく、最悪の場合バルブにポンプヘッドがはまらず空気を入れることができません。

 ポンプヘッドは小さくても、固定用レバーが長すぎて固定レバーを起こせないということもあるので注意してください。経験談です(^-^;

空気を入れる頻度は?

 自転車により違います。
 (正確にはタイヤの太さや径、チューブの肉厚や材質、適正空気圧の値等により違います)

 乗車前に空気を入れる習慣が身につくといいですね。

 最後にこれだけは覚えておいてください。

 自転車のタイヤに空気を入れることは、わずか1分の労力で自転車が軽快になり、機材トラブルも防げということです。

 

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